「魔性のシングルタービン 964ターボ2。」
こんにちは。
私の中でベスト5に入るポルシェが964ターボ2です。
930ターボですと、エンジンにボディが負けてしまっていて、
クルマとの一体感が今一歩です。
993ターボですと、4WDですので、しっかりと路面に張り付き、
408馬力のツインターボで、十分にパワフルですが、
出来が良すぎて程良い危なっかしさがありません。
996と997のターボは良くも悪くも現代のクルマという感じです。
そして、964ターボ2なのですが、
最終の1993年の3.6リッターはトルクが厚みを増した分、
ターボが効いてからの感動が少ないような気がします。
私が個人的に大好きなのはターボ2の1991~1992年式です!
3.3リッターで320馬力、
低回転では薄いトルク(とは言っても45.9kgありますが)ですので、
目立った走りはしませんが、回転を上げてゆき、
ひとたびタービンが”ヒューン ヒューン”と
咆哮を始めると異次元の世界に突入し、
そのままアクセルを踏み続けたくなります!
山月記に出てくる李徴(りちょう)が人間から虎に変身するようなものです。
(よくわからない例えですが、まあ普通の状態ではないということです(^_^))
おまけに預金通帳の残高さえも忘れてしまいます!
まさに猛獣のような荒々しい魔性のクルマで、
リアフェンダーのふくらみがそのポテンシャルの高さを現しています。
ポルシェは素晴らしいクルマを作り上げたものです(^_^)
T&K trading
代表
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